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SYNTHESIZE 3話目の創作ログ

これはですね、現時点(1-3話目公開時点)で最も思い入れの強いストーリーです。理由はいくつかあったりするので、今回のエントリーで一部を紹介し、追々4話目5話目を公開していく中で、徐々に全ての思い入れに触れていきたいと考えています。

  • 未来のプログラミングについて描いてみたい
  • ストーリーの作り方に関して

という2点から今回は語りたいと思います。

未来のプログラミングについて描いてみたい

私は基本的に、歴史は繰り返すと考えています。どんなに技術が発展しても「情報弱者」というのは生まれ続けるし、どんなに医療が発展してもまた新たなハンディキャップが生まれるだろう、と。
今回SYNTHESIZEで描いている、夢のような技術(想像しただけで、それが具体化される)が生まれたとしても、結局は現代とさほど変わらないような問題・課題がまた生まれ、誰かがそれを解決していくのでしょう。

プログラミングも「想像しただけでコードが生成される」みたいな時代がいつかくるかもしれません。
そういう時代が来たとしても、結局良いコードとは?悪いコードとは?優秀なハッカーとは?プログラミング言語毎、あるいは環境毎の差異は?どういうタイプのハッカーがどういうOSを好むのか?エディタは?等、やってる事は現代とあんまり変わらないんじゃないかなーとか思っていて、そういうモノを描いていきたいんですよね。
今後も小出しにしながら、描いていきたいです。

ストーリーの作り方に関して

さて、3話で登場する眞葛・ルイス・アルセベートというキャラですが、露骨なので知ってる人にはバレバレだと思いますが、彼女はボルヘスという1世紀ほど昔のアルゼンチンの詩人へのオマージュとして描いています。
SYNTHESIZEを描こうと思って一番最初に思いついたストーリーであり、キャラであるのがこの話です。だからこそ思い入れも強く、更に今の所最も上手く漫画が描けたと思っています。
SYNTHESIZE 1話目の創作ログに、色々と小難しく考えて描いてる風な事を書いていますが結局のところ、この3話はそういう小手先っぽい方法論は一切使わず、単純に描きたいシーンを思い描いて、そこから逆算する形で肉付けしていく作り方でした。本能の赴くままに。

実はこの3話は、今発表している1話2話より前に描かれた作品だったりします。ボツにした1話2話があるという話です。
創作あるあるかなと思うのですが、旧1-2話を創ってる最中、本当に初めての漫画創作だった事もあり、何度も修正しながら創っていると 「コレって面白いのか…?何が面白いんだコレ…?」 という気持ちになっていました。
でもそこは、

  • 自分が作ったものなので「これは面白い」というバイアスが掛かってしまう
  • なんとなくバイアスだと気づきながらも、かけた時間等のサンクコストから、ボツにするという判断を下すのが非常に難しい
  • 「面白いのか?」という疑問に対しても、「何度も見直してる自分だからこそ麻痺している(新鮮な気持ちで読むと面白いはずだ)」と考えてしまう

みたいな考えがグルグル脳内を巡り、まともな判断が下せる状態ではありませんでした。というより、 判断を下すための軸が持ててない状態だった なと、今振り返ると思ったりします。

判断を下すための軸とは

3話目のネームを描き終えた時に、「アッ これ面白いわ…(確信)」と素直に思えたのを鮮明に覚えています。まぁ実際面白いかどうかは分からないですが、少なくとも自分がそう思えたんです。相対的にそういう確信を持てずに描いていた旧1-2話は、必死で自分に「面白いはずだ」と言い聞かせながら取り繕って進めていたんだなと悟ります。
この感覚を知れたのが自分の中で非常に大きくて、これ以降は作り終わった後に「アッ 面白いわ…」感が持てるかどうかを一つの大きな判断の軸として持つようにしています。
いくら漫画という表現手法に関する技術を体系化できていたとしても、最後はこういう感覚の方が大事なんじゃないかなと思ったりしています。感覚ばかりが先行するのも良くなさそうですが。(人間はどうしてもバイアスがかかってしまう生き物だと思うので…)

その感覚を持って書き直した1-2話ですが…。まぁやっぱり1話目を面白く書くってのは難しいですねぇ。

#SYNTHESIZE #創作ログ #web漫画

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SYNTHESIZE 3話目の創作ログ

これはですね、現時点(1-3話目公開時点)で最も思い入れの強いストーリーです。理由はいくつかあったりするので、今回のエントリーで一部を紹介し、追々4話目5話目を公開していく中で、徐々に全ての思い入れに触れていきたいと考えています。

  • 未来のプログラミングについて描いてみたい
  • ストーリーの作り方に関して

という2点から今回は語りたいと思います。

未来のプログラミングについて描いてみたい

私は基本的に、歴史は繰り返すと考えています。どんなに技術が発展しても「情報弱者」というのは生まれ続けるし、どんなに医療が発展してもまた新たなハンディキャップが生まれるだろう、と。