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あおひげ
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30歳で漫画を描き始め、連載のためにブロックチェーンを絡めたサービスを個人で開発した話

SYNTHESIZEという漫画の連載を、自分で作ったサービスLeth(このエントリーを掲載しているサービスそのもの)で始めました。
普段は普通のサラリーマンをしたりしています。3年くらい前まではエンジニアをやっていた気がしますが、色々あって今は仕事でコードは書いていません。
今(2018/9月時点)私は33歳なのですが、29歳の終わり頃でしょうか、ふと「漫画でも描いてみるか」と思い立ってから今日こうして無事公開できるに至るまでの話と、今後の展望の話を書き残しておきます。

動機の話

私は20代の半分程をエンジニアとして過ごしていました。幸いデザインも好きだった事もあり、昔から余暇の時間を利用していくつか個人でサービスをリリースしたりしていました。それまでの人生は音楽づくしであったし、「創作」そのものが好きなんだと自己分析しています。プログラミングも創作の一つだと捉えていますし。絵を描くのも好きでした。

思い返せば私の人生はずっと引きこもりで。土日や長期休暇で旅行や外に出かけることは殆どなく、小さい頃から一貫してずっと家で何かを作ったり、本を読んだり、音楽を聴いたりしながら過ごしていました。大人になってからは、四六時中プログラミングしていたと思います。
30歳が目前に迫ってくる頃に、 総合芸術への憧れ を自覚します。音楽も、絵も、プログラミングも、サービス開発も、ゲームも、読書も、どれも夢中でやってきた自分だからこそ、全てを総合してユニークな価値に昇華するのも面白いのではないか?と思うわけです。そこから先は割と短絡的でして、「漫画って総合芸術だよな?やってみるか」くらいの感じで挑戦し始めました。
それまでの人生で、一度たりとも漫画を目指した事がなかったので、まぁやりはじめてから何度か「無謀な挑戦やったな…」という思いが脳裏をよぎりながらも、なんとかこうして発表できるまで至る事ができました。

創作そのものの大変さもあったのですが、30歳前後の人生って色々あるじゃないですか。多分。私の場合は、転職、病気、結婚、黒い砂漠というMMOにドハマリ、などのイベントがパラレルで走りながらの創作だった事もあり、大変だったような気もします。勿論それを上回って楽しいんですがね。

漫画リリースまでの道のり

ド素人がどうやって漫画を学んで描き始めたのか、みたいな話は別エントリーに切り出して書いています。文字数が多すぎるので…。
また今後も一話掲載する毎に、「何に挑戦して何を学んだのか」、を創作ログという形で残していこうと思っています。個人的に何事も体系化していく作業が好きなのもあって、恐らく漫画を描くという行為も体系化出来るのではないかと考えている為です。
こうして書き残した事がいつか誰かの為になればと思います。

SYNTHESIZE 1話目の創作ログ

上記エントリーでも触れていますが、やはり1話目というのは難易度が高く最後の最後まで苦戦しました。それでも納得できない所も多いので、そのうち修正版をアップし直したりすると思います。

Lethリリースまでの道のり

最初は漫画を描く事しか考えてなかったのですが、描いた漫画をストックしたり発表したりする場が欲しい、と思い始めました。
私は「定期連載をしたい」とか「プロになりたい」というモチベーションがあるわけでは無かったので、出版社に持ち込んだりweb漫画プラットフォームで掲載したりするのは少し違うな…と。どちらかと言うと感覚としては 自分のホームページがほしい だったんですね。で、どうせ作るなら誰でも使えるような形にしてリリースしよう、とボンヤリ妄想していました。
漫画を描きながら、上記のような事をふんわりと考えて過ごしてる中で、ふと「そこにブロックチェーン絡めると面白いのでは?」と思いつきます。

今思うとコレにしても、偶然的に生み出されたアイデアというものでもなかったりします。結局の所、ブロックチェーンを絡めようというそのアイデアも私にとっては 総合芸術的だ と言えるワケです。
というのも私は以前から、ナカモトサトシ氏の「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」を読んだり、OReillyから出ている「Blockchain: Blueprint for a New Economy」を読んだりする中で、ブロックチェーンそのもに大変興味を持ち、サンプル程度ですがEthereumでコントラクトを書いて遊んだりしていました。中でもBlockchain: Blueprint for a New Economyで語られている(確か…)、「ブロックチェーンがあれば国が創れるぞ!!」みたいな発想に強く感銘を受けていました。

ただ、最初はブロックチェーンでなにかプロダクトを作りたい!という気持ちよりも、単なる知的好奇心から技術に触れていたので、「漫画を描こう」「ホームページを作ろう」「ブロックチェーン面白い」という3つの要素の関連を意識した事は無かったのです。
ところが、前述した通り「ふと」3つが結びついた瞬間があったんですよね。ほんとに、ふと。それが2018年3月だった事と、リビングでYoutubeを観ていた瞬間だった事だけを覚えています。
その時のアイデアを速攻でKeynoteに纏め、デザインを起こし、ドメインを取得し、会社に一週間の休暇を申し入れ、一ヶ月程でプロトタイプを完成させました。

その後、ブロックチェーンに関する技術及び法律周り、プロダクトの細部に関するデザイン、インフラ周り、などを周囲の仲間を巻き込んで一緒にワイワイしながら、今に至ります。
途中、react nativeでアプリを作ろうと試み、expoを試したり捨てたりしながら、最終的に「アプリいらなくね?」と思って全てを捨て去ったり、あーでもないこーでもないと楽しく過ごしていると、気づけば9月という感じでした。

一つ想定外だったというか、難しかったポイントとして、初期リリースからブロックチェーンをしっかり組み込んだサービスをリリースしようと考えていたのですが、主に法律周りの制限が厳しく断念しています。ただ、ブロックチェーン要素0だとつまらないな〜と思い、「ETHを送金する」という機能…、まぁ投げ銭のようなモノだけを機能として付けて、ブロックチェーンをやっていく気持ちを表明する形でリリースしています。
今後、法律面、技術面もクリアしながら、しっかりブロックチェーンを取り入れたサービスとして、アップデートしていきたいと思っています。

今後の話

さて今後の話ですが、SYNTHESIZE の方は気長に連載を続けていきたいと思っています。頑張ってアニメ化させたいです。
描けば描くほど成長を実感できるフェーズなので、無限に面白くて。更に「どうして成長したと思えるのか、何を工夫したのか」「失敗したポイントはなにか」などの知見も余すこと無く全てを文章にしてアウトプットし続けたいとも思っています。
更に、もうちょっと連載が進んだ頃に、SYNTHESIZEで作った設定集を全て誰でも再利用可能なライセンスで公開していきたいとも考えています。ま、再利用したくなるくらいの価値があるの?って話はありますがね。その話は追々。
更新頻度は1.5ヶ月に一本程度になりそうです。20ページ前後でしょうか。開発、労働、執筆の三足の草鞋でやっていると、どうにもそれくらいが関の山っぽくて。そのうち「労働」の時間を全て開発と執筆に充てられるようになるのが理想ですが、それもなかなか難しい。

Lethに関しては、「 APIの公開 」と「 ブロックチェーン機能のリリース 」を目標として開発していきます。
まだ確定ではないですが、プロダクトのイシューやロードマップなども公開しながら開発を進めていけたらとも思っています。可能な限り非中央集権的に運営していきたいですね。

最後に

私は平日働いた後の寝るまでの時間、土日の全てを執筆と開発に充てています(時々ゲームをしたりはしますが、それも本気です)。飲みにいく事も少ないし、行ったとしても必ずタクシーで帰り、少しでも創作に充てられる時間と体力を確保するようにしています。
何事も「何かを始めるのに、遅すぎるということは無い」ということを体現しながら生きていけたらと願っています。

「30歳から漫画を描き始める!」といった無謀に思える挑戦でも、しっかり空いた時間をその目標に対して捧げて、且つ効率よく学んでいき、それを継続することが出来ると、案外ある程度のアウトプットは捻り出せるのではないかと、希望的観測かもしれませんが…私はそう考えています。
無闇矢鱈に努力するのではなく、自分の頭で考えて効率的に失敗を繰り返すスキルさえ身につけば、後天的に何にでもなれるのではないか、と。

そんな私やLethの事を応援するよ!という心優しい方がいましたら、「ETHを送金する」ボタンからETHを送って頂いたり、少しでも多くの方にこのエントリーを読んで貰えると嬉しいので、SNS等でシェアして頂けたら、死ぬほど喜びます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
なにか連絡したい事がございましたら aohige1979@gmail.com までメール下さい。


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#ブロックチェーン #web漫画 #SYNTHESIZE #leth

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普段は普通のサラリーマンをしたりしています。3年くらい前まではエンジニアをやっていた気がしますが、色々あって今は仕事でコードは書いていません。
今(2018/9月時点)私は33歳なのですが、29歳の終わり頃でしょうか、ふと「漫画でも描いてみるか」と思い立ってから今日こうして無事公開できるに至るまでの話と、今後の展望の話を書き残しておきます。

動機の話

私は20代の半分程をエンジニアとして過ごしていました。幸いデザインも好きだった事もあり、昔から余暇の時間を利用していくつか個人でサービスをリリースしたりしていました。それまでの人生は音楽づくしであったし、「創作」そのものが好きなんだと自己分析しています。プログラミングも創作の一つだと捉えていますし。絵を描くのも好きでした。

思い返せば私の人生はずっと引きこもりで。土日や長期休暇で旅行や外に出かけることは殆どなく、小さい頃から一貫してずっと家で何かを作ったり、本を読んだり、音楽を聴いたりしながら過ごしていました。大人になってからは、四六時中プログラミングしていたと思います。
30歳が目前に迫ってくる頃に、 総合芸術への憧れ を自覚します。音楽も、絵も、プログラミングも、サービス開発も、ゲームも、読書も、どれも夢中でやってきた自分だからこそ、全てを総合してユニークな価値に昇華するのも面白いのではないか?と思うわけです。そこから先は割と短絡的でして、「漫画って総合芸術だよな?やってみるか」くらいの感じで挑戦し始めました。